毒チョコと愚者

グーグル検索結果によると該当箇所のアニメ放映がされたみたいなので、米澤穂信著「愚者のエンドロール (角川文庫)」が、アントニーバークリー「毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)」遊びをしている部分をピックアップしてみます。本歌は、高橋泰邦訳より。なお、私の自宅にはテレビがないので、アニメでどう表現されているのかはわかりません。対照するのは原作の方です。括弧内はページ番号です。

項目 毒チョコ 愚者
犯人当て 芝居『ドクロのきしみ』(21) ビデオ映画『仮称ミステリー』(31)
名目 新製品(20) 新製品の試供品(142)
製造会社 メイスン父子商会(19) お中元を誂えたお菓子屋さん(142)
菓子箱 一ポンド箱(20) 立派な小箱(141)
中身 チョコレート・ボンボン(20) ウィスキーボンボン(142)
詰め物 リキュール(26) ウィスキー(142)
味と香り アーモンド(27) アーモンド(142)
一口目 夫「強いようだね」(26) 折木「……強い」(142)
食べた個数 夫は二個、妻は七個(32) 折木二つ、福部二つ、伊原一つ、千反田七つ(143)
顛末1 夫は中毒するも一命をとりとめる(32) 千反田以外は平常な様子
顛末2 妻は死亡(31) 千反田は酔い潰れた(170)

ちなみに、本歌毒チョコのペンディックス氏の父上のモットーは「ただ、じっと坐って、他人に任せておけば、金持ちになれるのさ」(23ページ)だとか。