MacOS X で SCON-KIT/PRO

今朝、玄箱proをリブートしたら、いつもなら数秒で鳴るはずのブート完了のブザー音が聞こえませんでした。ははーん、fsck.ext3ノロノロとやっているのだなと検討はつくのですが、まったく様子がわからないまま待っていると不安になります。
以前、SCON-KIT/PRO を使って Ubuntu をコンソールにしてみましたが、今は Ubuntu をインストールしているマシンとは別の部屋に玄箱Proを隔離しています。夏場のフル回転するファン音が耳について嫌だったもので。
玄箱Pro を置いている部屋に持っていくにはノート PC がいいに決まっていますが、iBook G4 しか持っていません。すがる思いで SCON-KIT/PRO で使っているシリアル-USB変換チップのメーカー FTDI 社が MacOS X 用のドライバを配布してくれていたらいいなとサイトをチェックしてみたらありました。これで、たぶん、玄箱Proのコンソールにすることができるはずです。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
MacOS X 用には PowerPC 用と Intel 用がダウンロードできるようになっています。ダウンロードしたディスクイメージをマウントすると、パッケージが現れましたので、ダブルクリックしてシステム・ディスクにインストールして iBook G4 をリブートしました。
この状態で、SCON-KIT/PRO を取り付ける準備をしました。稼働中の玄箱Proをそっと横倒しにして、底面のネジをはずし前蓋を開けました。SCON-KIT/PRO のコネクタを玄箱Proに差し込んで、iBook G4 の USB に差し込みました。iBook G4 のターミナル・アプリケーションを動かして、デバイスができたかどうかをチェックしました。

$ ls /dev/*.usbserial*
/dev/cu.usbserial-A5001ZcF      /dev/tty.usbserial-A5001ZcF

認識したようです。ハイフン以後のA5001ZcFはUSBデバイスのシリアル番号で、SCON-KIT/PRO 1個ごと異なる値になるはずです。
続いて、シリアル端末アプリケーションに何を使うかですが、MacOS X には cu コマンドがインストールされていないので、最近、評判が良い Jerminal を使ってみることにしました。ソースをダウンロードして make します。

$ curl -O http://www.bsddiary.net/jerm/jerm-8096.tar.gz
$ tar xzf jerm-8096.tar.gz
$ cd jerm-8096
$ make

インストール前のテストを兼ねて動かしてみました。玄箱 Pro のコンソールのシリアル・インターフェースは 115200ボー、データ長8ビット、1ストップビット、パリティなしで繋ぎます。USB シリアルに2つデバイスが割り当てられますが、cu.usbserial の方を使います。

$ ./jerm -b 115200 -pn -d8 -s1 -fn /dev/cu.usbserial-A5001ZcF
Jerminal v0.8096  Copyright (C) 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005 candy
Type "Ctrl-M ~ ." to exit.
 ispeed 115200 ospeed 115200
 +IGNBRK -BRKINT -IGNPAR -PARMRK -INPCK -ISTRIP -INLCR -IGNCR -ICRNL -IXON -IXOFF -IXANY -IMAXBEL
 -OPOST -ONLCR -OXTABS -ONOEOT
 cs8 -CSTOPB +CREAD -PARENB -PARODD +HUPCL +CLOCAL -CCTS_OFLOW -CRTSCTS -CRTS_IFLOW -MDMBUF -ECHOKE -ECHOE -ECHO -ECHONL -ECHOPRT -ECHOCTL -ISIG -ICANON -ALTWERASE -IEXTEN
 -EXTPROC -TOSTOP -FLUSHO -NOKERNINFO -PENDIN -NOFLSH

上の jerm のメッセージに続いて、予想通り fsck をしている経過表示が現れました。300GB 近い容量のパーティションをチェックするのに、やたらと時間をかけている様子です。
このまま fsck が終わるのを待っていても仕方がないので、その間に jerm コマンドを /usr/local にインストールしておきました。

$ bash
$ prefix=/usr/local
$ sudo install -m 755 jerm $prefix/bin/jerm
$ sudo install -m 644 jerm.1 $prefix/share/man/man1/jerm.1
$ exit

SCON-KIT/PRO + MacOS X + jerminal の組み合わせも、そこそこ使い手があって良さそうだと感じました。テーブルの上で玄箱Proをいじるときに iBook G4 を横に置いてコンソールにすると便利そうです。